「やじるし」

この絵本のゲラを見せていただいたとき、
すぐに「あっ、『つみき』金の星社)の人の絵だ!」と思いました。
平田利之さんの絵本は久しぶりですが、
このシンプルな、というかシンプルだからこそ特徴的で結び付いたのでしょうね。



えー、やじるしです。
やじるしに従って、いえ、誘われて、ちょっと寄り道した女の子。
思わぬ素敵なところに行けたり、
空を飛べたり、
雨が降ったら、やじるしが傘になり、
猛獣に襲われそうになったら、やじるしが槍になり、
常に女の子を守りながら、最後には家までたどり着かせてくれます。
やるなぁ、やじるし。
たまには、自分の行き先と違うやじるしに従って、出かけてみると、
素敵な体験ができるかもしれませんね。