ニコラ・ベイリー 新刊絵本です。

『いっしょにいってもいい?』


とってもちいさなねずみが、
とっても大きな冒険をしたいと思い、
世界でいちばん大きな生き物を見に出かけることにしました。


行く先々で出会う、ねずみより大きな生き物は、
自分よりもっと大きな生き物がいるよといいます。
そして、自分も世界でいちばん大きな生き物を見てみたいと
「いっしょにいってもいい?」とついてきます。


出会うたびに大きく描かれて登場する生き物が、
だんだんに小さくなり、どんどん大きな生き物が
増えていく構図が楽しいです。


なにより、植物のうぶげの一本一本、
動物の毛並みの一本一本を
それは美しく描いているニコラ・ベイリーの絵が素敵です。


ニコラ・ベイリーはクエンティン・ブレイクに師事し、
『マザーグースのうたがきこえる』で絵本デビューしたそうです。
今、手に入る翻訳絵本がほとんどないのが残念です。